カメラの絞りダイヤルは何をするのでしょうか?
カメラの絞りダイヤルは、光を通過させてフィルムまたはセンサーに当たるレンズの開口部である絞りのサイズを制御します。絞りは F ストップで測定され、文字「f」の後に数字が続きます。 F ストップの数値が小さいほど、絞りが大きくなり、カメラに取り込まれる光が多くなります。逆に、F ストップの数値が大きいほど、絞りが小さくなり、カメラに取り込まれる光が少なくなります。
絞りダイヤルは、写真で焦点が合っているように見える距離の範囲である被写界深度を制御するために使用されます。絞りが小さい(F ストップ数が大きい)と被写界深度が深くなり、近くの物体と遠くの物体の両方に焦点が合います。絞りが大きい(F ストップ値が小さい)と被写界深度が浅くなり、狭い範囲の距離のみに焦点が合います。
絞りダイヤルは、フィルムまたはセンサーに当たる光の量である写真の露出を制御するためにも使用されます。絞りが小さい (F ストップ値が大きい) と、より長い露光時間が必要になります。つまり、十分な光がフィルムまたはセンサーに当たるように、シャッターを長時間開いたままにする必要があります。絞りが大きい (F ストップ値が小さい) と、必要な露光時間が短くなり、シャッターを開いたままにできる時間が短くなります。
絞りダイヤルは、写真の被写界深度と露出を制御できるため、写真家にとって非常に重要なツールです。