懐中電灯が青くなったのはなぜですか?
白熱電球を使用した従来の懐中電灯は青くなりません。光の色はフィラメントの温度によって決まります。温度が上昇すると、放出される光の色は赤からオレンジ、次に黄色、白、最後に青に変化します。ただし、懐中電灯の光が青色になる前に、フィラメントが溶けてしまいます。
ただし、新しい懐中電灯の中には、白熱電球ではなく LED (発光ダイオード) を使用しているものもあります。 LED は、電子と正孔が再結合して光子を生成する現象であるエレクトロルミネッセンスによって光を放出します。 LED によって生成される光のスペクトルは、半導体のバンドギャップによって決まります。青色 LED ではバンドギャップが大きいため、光子のエネルギーが多くなり、青色光として現れます。
懐中電灯が突然青くなった場合は、LED が損傷している可能性がありますが、懐中電灯のレンズまたはハウジングの着色プラスチックによって光の色が変化している可能性もあります。